新しい村では、「農」の多面的な要素を様々な生涯学習活動に展開し、「農」のある暮らし、「農」のある風景を未来の子孫に引き継いでいく空間や環境を創出しています。
また、人が人らしく生きていくためのたくましさ、命の大切さ、生きる喜び、支えあう心、命の糧を生み出す大地の恵みやありがたさなど、人間の根源に係わることを学び、体験する場を作り出すことを目的としたプログラムを展開しています。

新しい村には、みなさんに体験をしていただくための田んぼがあります。
新しい村のある山崎地区は、山崎山と呼ばれる雑木林の台地と笠原沼とが接している地域です。江戸時代に人々は沼を堀上げ、細い深い沼と堀上げた土でできた田んぼを作りました。これが「堀上げ田」と呼ばれる新田となりました。
新しい村のある地域は、このような田んぼがたくさんつながってお米作りが盛んに行われてきたところでした。近年、農業の機械化とともに沼の埋め立てが進められて景観は変わってきていましたが、新しい村の建設とともに「堀上げ田」が復元され、体験のための田んぼとしてよみがえっています。私たちは、この「堀上げ田」を、この地域の人々が呼んでいた「ほっつけ田んぼ」と呼んで大切にしています。
この田んぼには、東京などの小学校の皆さんがお米を作りにやってきます。町内の小学校もお米を作っていますから、たいへんにぎやかな田植えと稲刈の風景が展開されます。