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「農」のあるまちづくりについて

宮代町の「農のあるまちづくり」のポリシーは、今ある宮代町の「農」の原風景を残しつつ、地元産農産物を地元で消費するというところにあります。

その施策には大きな2つの柱があります。
それは、

1. 新しい村整備計画

2. 宮代マーケット計画

1. 新しい村整備計画

20世紀の高度経済成長の影で失われてしまった地域コミュニティ(結の心・地域の教育・自立と助け合いの福祉など)を農の力を借りて再生する拠点として、また、歴史に学ぶ保全、維持、創造のあり方の実践の場として、あるいは農業生産、特産品の開発拠点など、複合的な要素を含んだ新しい発想に基づく小さなコミュニティエリア、すなわち「村」を創造する計画です。

この計画に基づき、「新しい村」が整備されました。

今ある原風景を維持しながら、失われてしまったものは再生し、維持すべきものは保存し、必要なものは新たに創るといった考えで全体の整備をおこなっています。

名称を「新しい村」としたのは、以前から宮代に住んでいた人も、ベッドタウン化した後に移り住んだ人も、農家も商業者も消費者も、「農」という地域資源を媒介として、「新しいコミュニティ」を創造し、そしてそれを町全体に広げていく、そんなエリアにしたいと考えたからです。

まさに「懐かしくて、新しい場所」、それが「新しい村」なのです。

2. 宮代マーケット計画

写真:森の市場 結地域内自給を高め、自立性のあるまちを目指すとともに、生業を通して農のある景観を守っていこうというもので、そのためのシステム作りと販売拠点の整備を行うものです。

その一環として、平成12年度に町のほぼ中央にアンテナショップ結を設置し、現在は「新しい村」内に本格的な直売施設「森の市場結」がオープンしています。

ほっつけ田(堀上田)の再生

写真:ほっつけ田ほっつけ田(堀上田)の再生は、「農のあるまちづくり」の象徴ともいえます。

かつての宮代町には多くの「ほっつけ田」がありました。水のたまりやすい低い土地で水田を営むために、掘りあげた土の上で稲作を行います。掘り下げられた地面は水路となり、排水に用いられましたが、そこは淡水魚や小生物の宝庫でした。田の形は不恰好でしたが、人間が自然に手を入れ、共生していることによる美しさがありました。しかし、この「ほっつけ田」も高度経済成長以降はすっかり姿を消してしまいました。「ほっつけ田」を再生させようという機運は町民からおこりました。そして、草が生えるままになっていた「ほっつけ田」が「新しい村」内に再生されました。世代や性別、職業を超えた多くの町民が一緒になって「ほっつけ田」で稲刈りをする光景からは、「郷土、宮代を愛する」姿が見えてきます。「農のあるまちづくり」という理念がコミュニティを一つにした。そう思わせる光景です。

「農のあるまちづくり」の歴史

平成2年 政策研究セミナー企画
平成3年 第1回政策研究セミナー実施。基調講演に「農のあるまちづくり」を取り入れる
平成4年 第2回政策研究セミナー実施。「農のあるまちづくり」をテーマとした研究提案がされる
平成6年
  • 企画公聴課設置(財政と企画の分離)
  • 「農」のあるまちづくり推進委員会設置
  • まちづくり委員会設置
  • 第1回巨峰市の実施
平成7年
  • 第1回桜市の実施
  • 「農のあるまちづくり」白書
  • 朝市を考える会発足
  • 定期夕市の開催
  • シリーズ「農のあるまちづくり」宮代町役場広報連載
  • まちづくりシンポジウムの実施
平成8年
  • 宮代町長が農水省で講演
  • 地域直売所暫時オープン
平成9年
  • 「農のあるまちづくり」基本計画・後期基本計画策定/哲学確立
  • 構造改善事業・農産総合整備補助事業申請
  • 「農のあるまちづくり」シンポジウムの実施
  • 山崎山推進協議会発足
  • 山崎山推進プロジェクト発足(基本構想・用地買収・補助申請)
平成10年
  • 環境保全型農業委員会立ち上げ
  • 市民農業大学構想樹立
  • 市民参加マーケット委員会設置
平成11年
  • メイドイン宮代マップ作成
  • アンテナショップ構想樹立
  • 都市緑農地補助金申請
  • 市民農業大学開設
平成12年
  • マーケットグループ設置
  • アンテナショップ結オープン
  • 第2期マーケット委員会編成
  • アンテナショップ結が初年度単独黒字
  • 経営構造対策(産地形成促進施設・加工施設等着工)
平成13年
  • 有限会社新しい村設置(森の市場結・農の家・市民農園・育稲施設/機械化センター完成)
  • 結の里運営協議会設置
平成14年
  • 育稲施設稼動
  • ハーブ園完成
  • ハーブガーデナーズクラブ結成
  • パン工房独立
  • ほっつけ水田オーナー実施
  • 第3期マーケット委員会設置
  • 市民農業大学アドバイザー始動
  • 第1期ルーキー農業塾募集
平成15年
  • 育稲8000枚生産
  • 森の工房完全独立
  • 森の市場改装工事着手
  • ルーキー塾生販売開始、第2期・第3期ルーキー募集
  • 地域営農連携システム稼動
平成16年
  • 育苗苗9,245枚生産販売
  • 森の市場年間販売額=1億8,743万円/農業サービス事業年間販売額=2,432万円
  • 森の市場結売り場拡張工事(ガラスハウス、ウッドデッキ広場)
  • 第4期ルーキー募集 ルーキー用ハウス増設・機械調達
  • 農村総合整備統合補助事業第7期(最終)工事着手/全事業完了
平成17年
  • 産業建設課産業政策Gに(有)新しい村の運営支援が移管
  • 育苗苗12,100枚生産
  • 稲作業務・・・村育ち6.3ha、受託作業8.4ha
  • そば作付・・・2.2ha
  • 農園交流事業 本格稼動
平成18年
  • 宮代町からの人的支援終了、代表取締役が民間より就任
  • 育苗苗15,145枚生産
  • 稲作業務・・・村育ち7.2ha、作業受託9.4ha
  • そば作付・・・3ha
  • ブルーベリー摘み取り体験 本格稼動
  • 第1回宮代かかしまつり開催

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