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設備も充実! 宮代型の市民農園

新しい村の敷地内にある集落農園「結の里」は、個人で借りられる宮代型の市民農園です。四季折々の自然に包まれた心安らぐ農園です。

都心からも近いので、町内の方だけでなく町外の方にも週末のピクニック気分でお出でいただき、ご家族で農園ライフをお楽しみいただけます。

パパは畑仕事、ママはお買い物、子どもたちはザリガニ釣り。それぞれが村の中の一番好きな所で過ごす週末の楽しみ方も素敵です。

農機具の無料貸し出しやシャワー室の利用も出来るので、遠方からでも気軽にご利用ください。

また、集落農園ならではの畑友達との交流もぜひ!

区画 全72区画
利用期間 毎年4月~翌年3月まで
契約金額 30㎡(1区画) 年間 14,000円+互助会費1,000円(契約月により利用料の変更あり)
利用規約 結の里では、以下を含めた集落農園「結の里」運営規則がございます。
◆結の里の目指すべき目標◆
◎「農」のあるまちづくりの理念(注1)を理解し実行する
◎「農」を楽しむと共に自らの心をも耕し、「結の里」の一員となる
◎「農」を生かした暮らしを創造する
注1)
宮代町の「農」の原風景を残しつつ、地消地産を推進する。
「農」を通して、地域コミュニティを再生する。
「農」を媒介として「新しいコミュニティ」を創造する。
設備 専用水場、無料農機具、共用型休憩室、トイレ、シャワー室
申込について 満員のため、キャンセル待ちで受け付け
お問合わせ 新しい村 農の家 TEL.0480-36-3441(月曜日定休)

利用者様に聞いてみました!

集落農園 結の里をご利用いただいている方には、宮代町内の方はもちろんのこと、お隣の杉戸町や春日部市、蓮田市やさいたま市からお越しいただいている方もいらっしゃいます。

わざわざ宮代町まで来て畑仕事?とお思いの方もいらっしゃるのでは? そこで「なぜ集落農園 結の里をご利用していただいているの?」を聞いてみました。

Q)町外からの利用の方もいらっしゃるようですが、なぜわざわざ宮代町の畑を借りてくださるのですか?

地元にも畑を貸してくれる所はありますが、結の里は値段が安いんです。
農機具の貸出しがあって便利だし、トイレやシャワー室もあるので、家から遠いことは問題ありません。
特に良い点は、水まきが楽な事です。集落農園内には井戸があるのでそれが利用できるのは本当に便利です。水を運ぶのは本当に大変なので助かっています。

設備や施設が整っていると言う事で、年間15,000円はお安いと思っていただけるのですね。安心しました。皆さまには綺麗に施設をご利用いただけてとても感謝しております。
また、村の各所にある井戸は、田舎っぽい風景のひとつなのですが、畑仕事をしている方にもご利用いただけて嬉しいです。

Q)利用者様の中にはお若い方もいらっしゃるのですね。

今利用している人は、20歳代~80歳代までいます。
20歳代の方)お隣杉戸町に引っ越して来て家庭菜園をはじめようと思った時に、設備の整っている新しい村に決めました。

若い方もいらっしゃる事に少し驚きました。収穫の楽しみを知ってしまったのですね♪
また、町外からいらしている方の中には、町外へ引っ越してしまったけれど、宮代町に住んでいた頃から利用している結の里をそのまま継続して利用してくださっている方も何名かいらっしゃいました。

Q)集落農園 結の里ならではのことってありますか?

もちろん自分で借りた畑に何を作るかは自由なのですが、共同作付けを実施しています。
共同作付けは、利用者みんなで、年2回数種類の同じ野菜を作ることです。
例えば今回は「なす」と「パプリカ」をみんなが作っています。その時によりどんな野菜を共同作付けするかは変わります。
それ以外は、みんなそれぞれ好きな野菜や果物を作っていますよ。

なんだか同じものを作る事で、となりの”畑”が気になってしまいそう。「うちのよりも育ちがいいぞ!」なんて。でも、肥料を何を使っているか?どんな手入れをしているか?場所(土壌)によって違いが出たりする事を確認出来るのも同じ野菜だから比べられることですね。集落農園ならではの仕組みです。

Q)ちなみに利用者さんの交流などもあるのですか?

勉強会を兼ねた集まりをしてそのまま新年会へ!など全員が参加するわけではありませんが、交流は年に何回かしています。
また、希望者だけで「堆肥研究会」を作っています。

実は、今日お話をお伺いしている方達は「堆肥研究会」のみなさんです。
(ご協力ありがとうございます)
利用者様の中には、一人でコツコツマイペースに畑仕事をしたい方もいれば、みんなでワイワイ情報交換しながら畑仕事したい方もいらっしゃるでしょうから、自由参加でサークルのようなものがあるのも良いですね。
勉強会まで開いてしまうなんてさすがです!

Q)ちなみに堆肥研究会とは?

結の里の利用者有志で堆肥を作っています。現在は11名ほどで、共同で作った堆肥は会のメンバーで分けて使います。
村には落ち葉がたくさんあるので、その落ち葉にぬかや鶏糞などを混ぜて作ります。12月に作業を開始して完成するのは8月です。
今日はその堆肥が完成したので、袋に詰めて会のみんなで分けています。

共同作業でたくさん作るからきっと良い堆肥が出来るのでしょうね。(お料理もいっぱい作った方が美味しいって言うし・・・違うかな?)
作業を拝見させていただきましたが、8月のこの季節にはかなりの重労働です。お若い方が会に入ってくださったとのこと、少し力仕事はお任せ出来ますね。本当に暑い中ご苦労様でした。

Q)良いお話ばかりが出てきて嬉しいのですが・・・結の里ならではの困った事とかありますか?

夏の暑い時期などは、早朝の涼しい時間帯に農作業をしたいけど、施設などは新しい村の営業がはじまってからじゃないと利用出来ないからそれはちょっと不便かな。
あとは、新しい村でイベントがあると結の里に近い駐車場が使えなくなるのは困るね。

結の里専用の駐車場をご用意していないので、一般の方と共同での駐車場利用となってしまっています。イベント時には満車だったり、イベント関係者専用になってしまう事もあります。ご迷惑をおかけしてすみません。
ご利用者の皆さまからいただいたご意見は、今後の結の里運営の参考と励みにさせていただきます。

お話をお聞かせいただきました、結の里運営協議会会長の山田様はじめ、堆肥研究会の代表の伊東様と会の皆さま、本当にありがとうございました。これからもご意見がございましたらどんどんお聞かせくださいませ。

(2016年8月7日撮影)